プレミアリーグ リバプール

CL決勝の悪夢再び。カリウス、プレシーズンマッチで致命的なミス

 リバプールに所属するドイツ人GKロリス・カリウスに再び批判の声が挙がっているようだ。YouTubeの番組『G-Football』が10日にこれを伝えた。

 カリウスは昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦で2失点に絡む致命的なミスを犯したとしてバッシングを受けている。しかし検査の結果、同選手は試合中に脳震とうを起こしていたことが明らかになっており、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスと衝突したシーンが原因と伝えられていた。

 ただ現地時間10日に行われたトランメア・ローバーズ(イングランド4部)とのプレシーズンマッチでカリウスは相手の選手のフリーキックを直接キャッチしようと試みたが、これをこぼしてしまいセカンドボールを詰められて失点。前述したCL決勝の悪夢を彷彿とさせる信じられないミスを犯してしまった。

 当初は新シーズンもゴールキーパーはカリウスから変更を行わないものとみられていたが、このミスにより同選手への批判が再燃。新たなトップレベルのゴールキーパー獲得を要求する声がサポーターの間で高まっている。

 カリウスは今、自身のキャリアにおいて最も難しい時期を過ごしている。彼が再び自信を回復し立ち直れることを祈るばかりだ。