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ブラジルと対戦控えるメキシコ、指揮官の高評価選手はネイマールでなく

 メキシコ代表のフアン・カルロス・オソリオ監督は日本時間7月2日晩に対戦するブラジル代表について、バルセロナのMFフィリペ・コウチーニョが最も優れている選手であるという見解を示しているようだ。30日、スペイン紙『スポルト』がこれを伝えている。

 メキシコはグループステージ初戦でワールドカップ・ロシア大会優勝候補に謳(うた)われていたドイツを撃破。2勝1敗の勝ち点6で決勝トーナメント進出を決めているが、ベスト16での対戦相手はこちらもW杯優勝候補であるブラジルだ。

 メキシコのオソリオ監督はそのセレソンとの対戦が決定した時、ブラジル率いるチッチ監督と会話していたことを報道陣に明らかにした上で「彼は『ブラジル代表の中で最も優れている選手は誰だ』と尋ねてきた。私はその質問に対してコウチーニョと答えたよ」と会話の内容を明かしている。

 さらにオソリオ監督は「ウィリアン、ドウグラス・コスタ、ネイマールなど攻撃面におけるブラジル代表のタレントのクオリティに疑いの余地は全くない。しかしコウチーニョはどのポジションでもプレーできる点で違いを作ることができる」とコウチーニョを特に警戒している理由も語っているようだ。

 ブラジル代表といえば、ネイマールのパフォーマンスに注目が集まりがちになるものの、コウチーニョの方がより鮮烈なパフォーマンスを披露しているという見方は間違っていないかもしれない。