ワールドカップ 代表チーム

【独占コラム】勇敢な愚か者よりも、分別ある“卑怯者”になる方がいい

著者:マレク・バウルジノフスキー

 賢さか不名誉か。ポーランドの人々は、日本代表の戦い方についてはそれほど話していない。メディアは試合の最後について集中的に報道しており、たくさんのジャーナリストが“不名誉な”10分間について記事を書いている。選手ですらそのことに言及している。ヤン・ベドナレクとウカシュ・ファビアンスキは「奇妙だった」と語った。きっとピッチにいた選手たちは、日本が0-1でも突破できる状況にあったことを知らなかったのだろう。

 ロベルト・レバンドフスキは「彼らがボールを持ち、私たちは待っていた。私は攻撃したかったが彼らは満足していた。それで何ができるって言うんだい?」と話している。

 最後の10分間で、日本は多くの人々を失望させたのだ。

 ポーランドで非常に有名な、あるジャーナリストは同国の新聞『Rzeczpospolita』で「この試合の終盤はピクニックのようだった。日本は彼らの“ティキ・タカ”をプレーし、ポーランドもそれを邪魔しようとはしなかった。まるでW杯のパロディだ」と書いている。

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