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レアルのスペイン代表DFカルバハル、CL決勝の負傷でW杯出場微妙に

 レアル・マドリードのスペイン代表DFダニエル・カルバハルは日本時間27日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝・リバプール戦での負傷により、ワールドカップ・ロシア大会への出場が危ぶまれているようだ。27日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 カルバハルはこのキエフでの大一番に先発出場を果たしたものの、37分に負傷により涙を流しながらDFナチョ・フェルナンデスとの交代でピッチを後にしている。そのカルバハルの負傷状況について同紙は右脚のハムストリングに問題を抱えた可能性が高いと報じており、ロシアW杯出場へ黄信号がともったと伝えている。さらに同選手がスペイン代表を離脱する場合は代役としてバルセロナのDFセルジ・ロベルトやアーセナルのDFエクトル・ベジェリンにチャンスが巡ってくるという見方があるようだ。

 なおカルバハルは4月のCL準決勝1stレグ・バイエルン戦でも後半途中に負傷交代しており、この時も筋肉系の問題を抱え5中旬まで戦線離脱を強いられていた。もし今回の怪我が同じ箇所におけるものであるならばロシア行きに暗雲が立ち込めるだけに、怪我の具合が気がかりなところだ。

 一方リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーもDFセルヒオ・ラモスとの競り合いの際に肩を負傷し、30分で交代を強いられているが、こちらはキエフ市内の病院における検査の結果、ロシアW杯への出場に影響を及ぼさない可能性が高いと伝えられている。