ボルシア・ドルトムントは日本時間12日晩に行われたブンデスリーガ最終節・ホッフェンハイム戦後に今季限りでペーター・シュティーガー監督が退任することを公式発表した。13日、クラブ公式サイトがこれを伝えている。
シュティーガー監督は昨年12月にドルトムント指揮官に就任するとチームの立て直しを図り、最終節でホッフェンハイムに敗れたものの得失点差の関係で今季のリーグ戦を3位で終えるとともに、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功していた。しかし同監督は試合後の記者会見の場において「今日は私にとって、ドルトムントでの最後の公式戦となる。すでに我々との間では少し前に、そう決めていた」と語っており、今季限りでの退任を発表している。
ドルトムントは昨季アヤックスを率いてヨーロッパリーグ準優勝に導いたピーター・ボス監督を昨夏に招聘(しょうへい)したものの、リーグ戦における急失速やCL予選敗退などを受け、昨年12月10日に同監督の解任を決断していた。
一方シュティーガー監督は2013/14シーズン以降、日本代表FW大迫勇也所属のケルン指揮官を務めていたものの、今季はリーグ戦14試合未勝利で最下位に沈んだことから、こちらも12月上旬に解任の憂き目に遭っていた。しかしボス監督解任で指揮官の座が空席となっていたドルトムントはシュティーガーが後任を務めることを発表。今季のブンデスリーガを振り返る中でビッグサプライズと感じるファンも多かったはずだ。
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