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CLレアル戦欠場のバイエルン2選手、ハンドを見逃した主審を痛烈批判

 バイエルン・ミュンヘンのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルとドイツ代表DFジェローム・ボアテングは日本時間2日未明に敵地・エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ・レアル・マドリード戦の笛を吹いたジュネイト・チャキル主審の判定を批判しているようだ。

 バイエルンは2試合合計スコアでマドリードに2-3と再びリードを許して迎えた前半アディショナルタイムの45+1分、ドイツ代表DFヨシュア・キミッヒによる右サイドからのクロスがペナルティエリア内にいたマドリードのブラジル代表DFマルセロの手に当たったものの、チャキル主審はバイエルンにPKを与えておらず、キミッヒをはじめバイエルンの複数選手が主審に抗議していた。これには怪我のためこの一戦を欠場していたボアテングとビダルも反応。両選手はマルセロの手にボールが当たった瞬間の映像を自身のSNSに投稿し、チャキル主審の判定に異を唱えているようだ。

 なおCLにおけるマドリード戦の判定を巡っては、準々決勝2ndレグのマドリード対ユベントスでも後半終了間際、マドリードにPKを与えたマイケル・オリバー主審への批判が殺到し、同主審の妻が脅迫される事態に発展している。また一部のフットボールファンからも今季の欧州の舞台においてマドリード側に有利な判定が下される場面が多いという声が上がっており、マドリード戦での審判団に対する批判は今後しばらく続きそうだ。