セリエA ローマ

ミラン、今夏ミラベッリに替わりローマの敏腕SD引き抜きを画策か

 ミランは今夏ローマのモンチSD(スポーツディレクター)の引き抜きに動くかもしれない。27日、イタリアメディア『Calciomercato.com』が伝えている。

 モンチSDは昨夏にセビージャからローマに仕事の場を移すと、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやエジプト代表モハメド・サラーを売却し、複数選手の獲得を行うとリーグ戦では現在3位につけ、チャンピオンズリーグではベスト4入りを果たすなどクラブ編成において見事な手腕を発揮している。

 一方ミランの首脳陣を巡っては、昨夏に約2億ユーロ(約264億円)を投じて多くの新戦力を獲得したにも関わらず、現在は来季欧州カップ戦出場圏外の7位に沈んでいることから、マッシミリアーノ・ミラベッリSDの去就が不透明になっている模様。もし今季終了後に同SDがクラブを離れる場合はモンチSDの招聘(しょうへい)に動く可能性があるようだ。

 ただ現時点ではモンチSDとの交渉は行われておらず、ミランはまだ具体的な話し合いを行っていないものとみられる。来季欧州カップ戦に出場できない場合はファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規定抵触の恐れも出ており、ミランは今後大きな変化を迫られるかもしれない。