MLS 代表チーム

元スウェーデン代表のイブラ、自身のW杯不参加の発表に反応も…

 元スウェーデン代表で現在はアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属するFWズラタン・イブラヒモビッチは昨日スウェーデンサッカー協会が自身のワールドカップ・ロシア大会不参加を公式発表したことに対して反応しているようだ。28日、米メディア『ESPN』がこれを伝えている。

 イブラヒモビッチは2016年のEURO・フランス大会後にスウェーデン代表引退を宣言していたものの、今年4月のロサンゼルス・ギャラクシー移籍以降に本来のパフォーマンスを取り戻していることなどを理由にロシアW杯への参加を熱望するコメントを発していた。しかしスウェーデン代表のヤン・アンデルソン監督は先日母国のテレビ番組を通じて同選手の代表招集を行わない考えを示しており、スウェーデンサッカー協会もイブラヒモビッチが代表引退を撤回しないことを理由にロシアW杯の不参加を公式発表している。

 今回の一連の騒動の渦中にいるイブラヒモビッチはメディアのインタビューにて「僕はスウェーデン代表の一員ではないし、代表引退以降はそのような状況だった。だから今は問題を抱えていない。しかし俺はW杯に行くつもりだ」と語っている。さらに「俺はロシアへ飛ぶ。スウェーデン代表には俺がいない方が良いし、ワールドカップを勝ち取ることを強く望んでいると思う」とコメント。自身がメンバー外であるスウェーデン代表がより良いパフォーマンスを発揮できると認めている一方、メンバー外であってもロシアへ行く構えを見せているようだ。

 なおスウェーデン代表は昨年11月にW杯欧州予選プレーオフでイタリア代表を下し本大会出場を果たしており、グループステージではドイツ、メキシコ、韓国と対戦する。