代表チーム スウェーデン代表

イブラのW杯メンバー招集をスウェーデン代表指揮官が完全否定

 スウェーデン代表のヤン・アンデルソン監督は元同国代表のFWズラタン・イブラヒモビッチのワールドカップ・ロシア大会メンバー入りを否定しているようだ。21日、スウェーデンも地元メディア『TV4』の番組『Fotbollskanalen』がこの代表指揮官のコメントを伝えている。

 イブラヒモビッチは2016年のEUROフランス大会を最後に代表引退を宣言していたもののスウェーデン代表がプレーオフでイタリアを下し本大会出場を決めたことにより、ここに来て自身のSNSを通じて代表復帰を示唆する発言を行っている。ただその一方で同選手がオンライン賭博を手がけるBetherd社のアンバサダーに就任していることが国際サッカー連盟(FIFA)の規定に抵触するとしてW杯・ロシア大会に出場できない可能性も指摘されている。

 その中でアンデルソン監督はイブラヒモビッチのW杯メンバー入りの可能性について「ズラタンとその他の多くの選手は2016年のEURO終了後に代表チームには招集されたくないとコメントしているし、私はその発言をリスペクトしている。しかしメディアの憶測やここ最近のズラタン本人の発言を考慮に入れることはできない。私はこれまでの交わしてきた会話の内容を考慮している。招集することは絶対にない」と語っており、同選手の代表復帰を全面否定している。

 イブラヒモビッチは4月にマンチェスター・ユナイテッドからアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに移籍するとデビュー戦で2ゴールを決めるなど本来のパフォーマンスを取り戻している。今後、同選手と代表監督の間におけるやりとりがどのような方向へ展開されるのか注目が集まる。