FT:スペインの各地方の気質の違いに関連して、ホーム&アウェイの戦い方についてお聞きしたいんですけれども、スペインではそれをかなり意識して試合をしていると、見ていて僕は感じます。反対にJリーグではあんまりそういったことは感じないかなと。
鈴木:スペインではまずアウェイサポーターが、スタジアムにそんなに入れないようになっているじゃないですか。日本だったらバックスタンドにアウェイのサポーターもギッチリ詰まっているような、どっちのホームかわからない状況もたまに起こりますけど。
FT:そうですね。割と頻繁に見ます。
鈴木:こっち(スペイン)はアウェイに用意されている席が少ない。だからアウェイはアウェイですね。これがアウェイなんだっていう状況です。
チームとしてアウェイで引き分けたら、すごくポジティブな雰囲気をみんな出していますね。アウェイでポイントを持ち帰ることがすごく大事ってことが、より根付いてるかなって感じます。
FT:事前に立てるゲームプランも、そのあたりのことを加味して作り上げるんですか。
鈴木:監督にもよると思いますけど、アウェイでより守備的に入るって監督は多かったですね。アウェイの週の練習は、守備ブロックの形成に結構時間かけてたりとかしていました。
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