Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋グランパスがタイトルを獲得するには?「風間スタイル」が抱える問題

 2試合で6ポイント奪取。名古屋グランパスは2018年のJリーグで首位に立ち、2007年以来の最高のシーズンスタートを祝福している。もちろんタイトルの話をするには早すぎるが、ビッグクラブにはそれ以外の目標はない。さらに予測不可能なリーグでは、J2から昇格したチームがJ1で結果を残す姿をよく見る。ところで、現在2連勝しているチームはサンフレッチェ広島とベガルタ仙台で、この2チームは優勝候補からは程遠い。

 最近、名古屋は大阪へ行き、再建中のガンバを3‐2で下した。日曜日のホーム開幕戦では、昨シーズン6位だったジュビロ磐田との東海ダービーを1‐0で勝利した。このスコアは、両チームのゴールキーパーがいいパフォーマンスをし、どちらもチャンスを逃さない限り起こりえなかっただろう。

 風間八宏監督率いるチームは前半に5回の得点チャンスがあった。彼らは、そのうち一度だけ、昨シーズン最高の守備を誇ったジュビロのディフェンスのミスを得点につなげた。ファズィル・ムサエフのクリアが高橋祥平に当たり、ガブリエル・シャビエルの前にボールがこぼれた。10番は試合開始から8分ほどで得点し、ホームチームの士気を高めた。

 風間スタイルでは「結果主義」というようなものはないので、ジョー有する名古屋はジュビロを攻め立て続け、ハーフタイムの前に試合を決めていた可能性はあった。しかしクシシュトフ・カミンスキーを欠いたジュビロでは、一時は第4ゴールキーパーだった三浦龍輝がJ1デビュー戦で輝いた。ジョーとの1対1を含む難しい局面をうまく乗り越えたのだ。

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