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エメリ監督、ネイマール手術に不満。「あれくらいの怪我でもゲデスは試合出場」

 パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールは第27節のマルセイユ戦での怪我で手術をすることが決まった。しかし、この決定には指揮官のウナイ・エメリ監督は納得していないようだ。1日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 PSGには6日にチャンピオンズリーグベスト16レアル・マドリード戦の2ndレグが控えている。マドリードでの1stレグでの3-1での敗戦があるため、ただ勝利するだけでは十分ではない試合だ。守備はもちろんのこと、攻撃陣が最大の鍵になる。

 そのため同クラブの攻撃の要であるネイマールの長期離脱はエメリ監督にとって思いもよらない大きな痛手になった。そして、怪我の度合いは発表されていないが28日のク-プ・ドゥ・フランス準決勝のマルセイユ戦でフランス代表FWキリアン・ムバッペが負傷交代している。

 このほかにも、ブラジル代表DFマルキーニョスも故障で離脱している。続く悪いニュースにエメリ監督は苛立ちを抑えられなかったのだろう。フランス杯でのマルセイユ戦後の会見でネイマールの怪我について言及した際、同選手に関して不満をこぼしている。

「(手術決定は)難しい決断でした。水曜日クラブの医師は10パーセント、レアル戦出場の可能性はあったのでがあるとしていたので。あれくらいの怪我でもゲデスは試合出場してから、手術を受けましたしね」

 このようにバレンシアへPSGからローン移籍しているポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスを引き合いに出し、ネイマールの離脱を惜しんだ。その背景には同選手がゲデスのようにある程度犠牲を払うべきだったという同監督の考えがあるようだ。

 この考えとは逆にナーセル・アル=へライフィー会長は28日に、他の選択肢はなかったとのコメントを残している。どちらにせよ、ネイマールをマドリード戦で欠くということには変わりはない。