ラ・リーガ レアル・マドリード

団結力低下、自信の喪失…スランプ状態のレアルが抱える5つの問題とは。

 昨年夏から思うように結果が出ていないレアル・マドリード。先日のリーガ・エスパニョーラ第18節のセルタ戦を引き分けで終えてしまった同クラブは、現時点で首位バルセロナ16ポイント差をつけられてしまった。しかし、この昨年から続くスランプは偶然のものではないようだ。5つの考えられる理由を、9日にスペイン『マルカ』が伝えている。

1. 連携の欠如
 マドリードの選手は、チームのことを考えなくなってしまっている。先日のセルタ戦でそれを露呈してしまっている。クラブは団結をとり戻そうとしているが、もしもしなければパリ・サンジェルマン相手にチャンピオンズ・リーグのタイトルを保守することは厳しいだろう。

2. 決定率の低下
 昨シーズン、17試合で勝ち点40を稼いだマドリードは、47ゴールを決めている。一方、今季は32ポイントで32ゴールと勢いが足りない。シーズン開幕前、マンチェスター・ユナイテッド相手にUEFAスーパーカップを、バルセロナ相手にスーペルコパ・デ・エスパーニャを掲げたマドリードと現在は違う。

3. 身体的なスランプ
 今季のマドリードが見せているフィジカルパフォーマンスは期待を裏切るものだ。けが人が続出し、ベストとは決して言えない状態が続いているマドリードが取り入れている新たなトレーニングの効果は明らかに現れていない。

4. シーズン前と今での選手の扱いの違い
 アセンシオやルーカス・バスケスといった、シーズン前にインパクトを残した選手たちが今、ベンチを暖め続けている。

5. 士気の低下とGKの迷い
 選手たちは、かつて持っていたような自信を失っているように見える。昨年獲得した数々のタイトルが選手たちをより混乱させる原因となり、発破をかける声も小さくなってしまっている。ケイロル・ナバスのパフォーマンスは素晴らしいものの、アスレティック・ビルバオのケパの獲得に関する噂が悪影響を与えてしまっている。