セリエA フィオレンティーナ

ミラン、今年最終戦引き分けも今季先制された試合で初めて勝ち点を奪取

 イタリアセリエA第19節フィオレンティーナ対ACミランの試合が日本時間30日に行われた。

 ミランは、先日行われたミラノダービーで得点を挙げたクロトーネが先発出場。また、ルーカス・ビリアではなくリッカルド・モントリーボが先発メンバーに名を連ねた。

 前半はフィオレンティーナペースで試合は進む。なかなかチャンスは生まれなかったが、前半42分、フィオレンティーナのジョバンニ・シメオネが裏へ抜け出しGKと1対1になったが、ドンナルンマの好判断でピンチを防ぐ。45分にも左サイドからのクロスにシメオネが再びチャンスを作るもドンナルンマのビッグセーブ。ミランは、ドンナルンマに助けられた前半だった。

 前半のシュート数を見るとホームのフィオレンティーナ7本。ミランが1本。これを見てわかるようにミランはなかなか攻められ無かった。

 後半51分には、スソが右サイドから切り込みシュートを放つもフィオレンティーナGKマルコ・スポルティエッロの好セーブに阻まれた。

 ミランはなかなかボールを回させてもらえずフィオレンティーナの高い位置からの守備に苦戦していた。そんな中71分、フィオレンティーナが先制する。左サイドフリーでいたクリスティアーノ・ビラーギのニアサイドへのクロスに飛び込んだシメオネが頭で押し込だ。

 しかしミランがすぐに取り返す。またしても右サイドから切り込んだスソのシュートをGKが弾くも途中出場のハカン・チャルハノールの前へ。これを冷静に蹴り込み同点。ミランが同点に追いつく。

 88分にはまたしてもドンナルンマの好セーブが光り何とか守り切ったミランがこのまま1‐1の引き分けに持ち込み試合は終了した。

 ミランは、失点1で済んだが被シュート数は18本と簡単にシュートを打たれすぎた印象で守備に課題を残す内容となった。攻撃面でも後半はスソを中心に攻めるパターンが出来ていたが前半は何もやらせてもらえなかった。