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ブンデスで戦う“侍13選手”の独紙評価は?ゴール&アシストの香川に高評価

ブンデスリーガ、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で戦う侍11選手の現地評価を紹介する、このコーナー。ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者であるキム・デンプフリングによる監修のもと、同紙の採点と現地評価を紹介する。『キッカー』採点は最高点が1、最低点が6となる。30分以上プレーした選手のみ採点を受ける。

著者:キム・デンプフリング
ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者。日本語を勉強していたこともあり、大阪で1年間の留学、徳島で1年間の仕事を経験している。スポーツ報知などの日本メディア向けのブンデスリーガの特派員としての経験を経て、日本代表FW乾貴士(アイントラハト・フランクフルト所属時)や大迫勇也(1860ミュンヘン所属時)といった選手の通訳としても活躍した。

武藤嘉紀(採点なし)

武藤は1-2で敗れたドルトムント戦を背中のケガによりベンチ外となった。

香川真司(採点なし=2試合にまたがっているため)

香川は15節のベルダー戦でオーバメヤンの同点ゴールをアシストしたものの、1-2とリードされた場面で同点弾のチャンスを迎えたが、シュートはオーバメヤンに当たり不運にもネットを揺らすことはできなかった。敗れたドルトムント監督のピーター・ボス氏は解任されている。16節からはペーター・シュテーガー氏が指揮を執り、マインツ戦を2-0で勝利している。香川はドルトムントの選手の中で素晴らしい活躍を見せ、オーバメヤンからナイスパスを受けゴールを記録した。

大迫勇也(採点4.5=まったく活躍出来なかった)

今節のフライブルク戦に、前節のシャルケ戦での退場処分による出場停止で欠場した大迫は、バイエルン戦も肺炎により欠場した。来年1月中旬までの離脱が予想されている。

長谷部誠(採点なし)

0-1で敗れたバイエルン戦、2-1で勝利したハンブルガー戦にインフルエンザで欠場した長谷部だが、シャルケ戦には出場するとみられている。

鎌田大地(採点なし)

鎌田も長谷部同様インフルエンザによりバイエルン戦とハンブルガー戦を欠場している。

酒井高徳(採点なし)

ハンブルガーのキャプテン酒井はベンチから直近の2試合を眺めなければならなかった。マルクス・ギスドル監督はボルフスブルク戦とフランクフルト戦の出場メンバーに酒井を入れなかった。

伊藤達哉(採点なし)

伊藤は15節のボルフスブルク戦で60分間プレーしたが出場選手中最悪の評価を受けるなど、良い印象を残すことはできなかった。16節のフランクフルト戦には67分に途中出場したが、ハンブルガーの敗戦という結果を変えることはできなかった。

原口元気(採点なし)

原口はこの数週間苦労を強いられている。1-1で引き分けたアウクスブルク戦と3-1で勝利したハノーファー戦の出場選手登録リストに含まれなかった。

浅野拓磨(採点なし)

浅野は15節のレバークーゼン戦に85分から途中出場し数分間だけプレーした。ホッフェンハイム戦では27分からプレーしたが試合に大きな影響を与えることはできなかった。63分に唯一のチャンスを得たがものにすることはできなかった。

宇佐美貴史(採点なし)

宇佐美は70分から20分ニュルンベルク戦に出場したが、チャンスは一切なかった。

内田篤人(採点なし)

内田は監督の交代があったものの、ドレスデン戦でもベンチで座ることを余儀なくされている。この冬の移籍候補に入っていると予想されている。

関根貴大(採点なし)

関根はカイザースラウテルン戦のインゴルシュタットの出場選手リストから外れている。

宮市亮(採点なし)

宮市は6月に十字靭帯を断裂し、回復を待っている。

名前:菊池大将
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好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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