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ペルー代表キャプテン、コカイン使用発覚で1年間の出場停止処分。W杯欠場が決定

 FIFA(国際サッカー連盟)はコカインを使用した疑いがあるとしてペルー代表FWパオロ・ゲレーロに1年間の出場停止処分を下すことを発表した。

 問題となったのは2017年10月5日に行われたFIFAワールドカップロシアの南米予選・ペルー代表対アルゼンチン代表の一戦。試合後のドーピング検査で、ゲレーロからコカインの代謝産物のベンゾイルエクゴニンが検出され、検査の結果、陽性反応を示したことが明らかとなった。

 ベンゾイルエクゴニンは世界アンチ・ドーピング機関の定める禁止薬物に含まれている。FIFAアンチ・ドーピング規則第6条と、FIFA懲戒コード第63条に違反しており、FIFAのアンチ・ドーピング規則の第29条に沿って、所属クラブ・代表戦を含む公式戦すべての試合出場資格を剥奪したことが通告された。

 ゲレーロはペルー代表として出場したコパ・アメリカ(南米選手権)で2度の得点王に輝き、同国の代表通算得点記録を持つ母国の英雄的なストライカー。しかし、今回の処分が解除されるのは2018年11月以降。ペルー代表の頼れるキャプテンがロシアワールドカップを欠場することが決定した。