夏の移籍市場での注目選手15選

夏の移籍市場が開幕する 写真提供:Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝がレアル・マドリードの史上初二連覇で幕を下ろし、欧州サッカーはシーズンを終えた。同時に、本格的な夏の移籍市場が開幕している。
夏の移籍市場は正式には8月に入り各国リーグの選手登録が可能となるが、近年の欧州サッカー界では各々のクラブが移籍合意を発表した時点で実質的に正式決定となっている。選手たちは選手登録を待たずしてクラブと合流し、新クラブでのプレーに備えるのだ。
毎年夏の移籍市場ではビッグディールが数多く成立するが、とりわけ今年は国際大会がないこともあり大きな動きがありそうだ。また、近年停滞していたセリエAの雄であるミランとインテルが中国資本を導入したことで積極的な動きをみせているという側面もある。
そこで、本日は欧州サッカー移籍市場における注目選手15名を選出した。果たしてサッカー界を揺るがすビッグディールがいくつ成立するのか楽しみに見届けたい。
ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)

レアル・マドリードのハメス・ロドリゲス 写真提供:Getty Images
現在、最も移籍市場を賑わせているのがレアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだ。2014年ワールドカップでの活躍で一躍スターダムに駆け上がった同選手だが、マドリードでは思うような活躍を収めることができていない。
先のCL決勝でベンチ外となったことで、マドリード退団は決定的とみられている。移籍先として濃厚なのはヨーロッパリーグを制してCL出場権を獲得したマンチェスター・ユナイテッドだ。
フィルジル・ファン・ダイク(サウサンプトン)

サウサンプトンのフィルジル・ファン・ダイク 写真提供:Getty Images
日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンのDFフィルジル・ファン・ダイクは現在プレミアリーグで最も注目されるセンターバックだ。昨シーズンは負傷により後半戦を棒に振ったが、争奪戦が沈静化する気配はない。
英紙『ガーディアン』によれば、すでにファン・ダイクはリバプールに対して加入希望を伝えたともされ、ビッグクラブ行きが間近に迫っている。移籍金はディフェンダーとして史上最高額となる6000万ポンド(85億円)にも達するのではないかとの噂だ。
ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)

ミランのジャンルイジ・ドンナルンマ 写真提供:Getty Images
UEFA U-21欧州選手権2017(U-21 EURO2017)への参加が決定した18歳のイタリア代表守護神は移籍市場でもイタリア国内を騒がせている。同選手の代理人は悪名高きミノ・ライオラ氏であり、2018年でミランとの契約が満了することで契約延長を拒否している。来夏に高額な年俸を引き出すか、もしくは今夏に法外な移籍金で放出させるのが狙いだ。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ミランは今回のあまりにも卑劣な手法に我慢の限界に達したようだ。ドンナルンマ本人に対して「ライオラと縁を切るか、ミランから去るか」の二択を選ぶよう通告したという。
仮にドンナルンマがミランを退団するとなれば、GKダビド・デ・ヘアのレアル・マドリード放出が迫るマンチェスター・ユナイテッドへの加入が最も可能性が高いシナリオだ。同クラブは昨夏にもズラタン・イブラヒモビッチ、ポール・ポグバ、ヘンリク・ムヒタリアンとライオラ氏の顧客を獲得している。
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