日本時間3日に行われたワールドカップロシア大会決勝トーナメント1回戦、ベルギー代表対日本代表の一戦は3-2でベルギーが勝利を収めた。
史上初のベスト8を目指す日本代表と優勝を目指すベルギー。試合は戦前の予想通り、ベルギーがボールを握って攻め込む展開に。
エデン・アザールやロメル・ルカクを中心に何度もゴールに迫るベルギー。しかし最後の最後で身体を張る日本のゴールを割ることができない。
日本は反対に我慢強く守りながら、大きなサイドチェンジからチャンスを作る。
0-0で折り返すと、後半開始直後に日本が試合を動かす。48分、カウンターから柴崎岳が右サイドを駆け上がる原口元気にスルーパス。先にボールに追いついた原口はペナルティエリア内に入ると思い切って右足を振りぬく。これが逆サイドネットに吸い込まれ1-0に。
さらに52分、左サイドからの崩しで香川真司がボールを持つと、中に絞ってきた乾貴士にパス。ボールを受けた乾がフリーで右足一閃。ゴールネットを揺らしてベルギーを突きはなした。
後がないベルギーは、マルアン・フェライニとナセル・シャドリを一気に投入して攻勢を強める。
そして迎えた69分、右からのコーナーキックのこぼれ球をヤン・フェルトンゲンがヘディング。これがゴールに吸い込まれ1点差に。
続いて74分には左サイドからのクロスボールを、中央でフリーになっていたフェライニがヘディング。一気に同点まで追い上げた。
脚が止まり始めた日本は山口蛍と本田圭佑を投入し、試合を落ち着かせる。一方のベルギーは前線の高さを活かしたクロスボールでゴールに迫る。
最後の最後にドラマが待っていた。日本のコーナーキックからベルギーがカウンターを発動。最後はシャドリがシュートを決めて土壇場で逆転に成功。
試合はこのまま終了し、劇的にベルギーが準々決勝進出を決めた。
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