
就任5年目を迎えた山口智監督のもと、今季は開幕からJ1リーグ唯一の3連勝スタートと好発進を切った湘南ベルマーレ。しかし、第17節の横浜FC戦で敗れて以降、19試合未勝利という長いトンネルを経験し、最終的には3試合を残して実に9年ぶりとなるJ2降格が決定した。
湘南といえば、昨冬は主力のMF田中聡が移籍で去り、開幕後には昨季二桁ゴールをマークしたFWルキアンが退団。さらに今夏には、成長著しかったDF畑大雅、DF鈴木淳之介、FW福田翔生の3選手も失った。続けざまに発生した戦力流出が、降格の一因として挙げられるのは間違いない。
こうしたシーズン結果もあってか、山口監督が今季限りで退任することが決まっており、来季以降は新指揮官のもと、再びJ1の舞台に舞い戻るべく新たなスタートを切ることになる。新指揮官には、今季途中までRB大宮アルディージャを率いていた長澤徹氏の就任がすでに発表されている。
そんななか、次にファンやサポーターが関心を向けるのは、今後の補強の動きはもちろん、何よりこれ以上の戦力流出をクラブがいかに防げるかという点だろう。ここでは、現有戦力について今冬の湘南が特に手放せない選手を5名ランキング形式で紹介していく。

5位:奥野耕平
先発での出場機会が4試合だった昨季とは異なり、今季は31試合と多くのゲームに絡み主軸として活躍したのがMF奥野耕平だ。優れたキープ力で中盤を支え、シーズン終盤には強烈なミドルシュートからゴールを奪うなど見せ場も多数作っていた。
奥野の務める中盤中央のポジションでいえば、MF茨田陽生が今季限りで退団。さらに今季途中加入したMF奥埜博亮が現在36歳であることを踏まえれば、クラブの将来という意味でも奥野の重要性は極めて高いと言えよう。次世代を担う選手として、下部組織出身のFW石井久継も重要な選手に変わりはない。しかし今季、より多くのゲームに絡んだことから奥野を手放せない選手5位とした。

4位:小野瀬康介
近年他クラブへ移籍してしまった選手も含め、若手の成長ぶりが注目される湘南。しかし、その土台にはベテラン選手の安定感が大きく寄与していると言えよう。今季途中加入したMF奥埜や今季限りでチームを離れることになっているMF茨田らの活躍も忘れてはならないが、特に今シーズン輝きを放ったベテランと言えばMF小野瀬康介だろう。
32試合と多くのゲームに絡んでチームに貢献。ゴール数についてはシーズン終盤まで得点を挙げられず苦しんだが、開幕当初からアシストを積み重ね、チームトップの6アシストをマーク。チャンスメイクで大きな役割を果たしていたことから手放せない選手4位とした。
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