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藤本寛也の日本代表選外がポルトガルで物議!古巣東京ヴェルディOBの見解は…

藤本寛也 写真:Getty Images

 東京ヴェルディ下部組織出身のMF藤本寛也は現在、ポルトガル1部ジル・ヴィセンテFCの主力選手として活躍。ポルトガル国内で高い評価を受けているほか、2024年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集されなかったことが疑問視されている。

 現在25歳の同選手は、2020年8月に東京Vからジル・ヴィセンテへ期限付き移籍すると、海外挑戦1年目から結果を残し、2022年夏に完全移籍へ移行。昨季もリーグ戦33試合の出場で3ゴール7アシストと結果を残したほか、2024年1月にはMF守田英正所属スポルティングCPからの関心も取りざたされていた。

 そして今季も8月16日開催のポルトガル1部リーグ第2節でハットトリックを達成するなど、攻撃陣の中心選手として機能。ここまでリーグ戦4試合の出場で3ゴールと、好スタートを切っている。

 それだけにポルトガル紙『ア・ボーラ』は9月2日に「藤本はジル・ヴィセンテで突出した選手」と評価。「賢さとテクニックを兼ね備えており、重要な局面で視野が広く、プレーも正確だ。チームに必要不可欠な存在」と、最大級の賛辞を送っている。またポルトガル国内では、同選手が日本代表に招集されないことを疑問視する声も噴出。メンバー選考に対する批判も挙がるなど、森保一監督や日本サッカー協会(JFA)のメンバー選考に厳しい目が向けられているという。

 なお東京ヴェルディOBで解説者の林陵平氏は2024年2月、AFCアジアカップ終了後にヴィッセル神戸OB那須大亮のYouTubeチャンネルに出演。今後、代表入りを期待している選手に藤本の名前を挙げた上で、以下のように評していた。

 「彼は(ジル・ヴィセンテで)スタメンで10番を背負っている。左利きで中盤ならばどこでもプレーできる。サッカーIQが高いので、立ち位置、ポジショニングがすごく良いタイミングで取れる。左のキックのセンスも抜群だし、すごく楽しみな選手」

 MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実(ASモナコ)など、屈指のタレントを擁する日本代表のトップ下。高いレベルでの競争が求められているだけに、藤本にはさらなるレベルアップが求められそうだ。