日本代表・海外組 日本代表

アーセナル冨安健洋がW杯最終予選・日本代表選外へ。代替候補は?

冨安健洋 写真:Getty Images

 今年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のメンバー発表を、今月29日に控えているサッカー日本代表「森保ジャパン」。MF伊東純也(スタッド・ランス)の代表復帰が期待される一方、DF冨安健洋(アーセナル)の招集が極めて難しい状況だという。

 2021年8月のアーセナル加入以降、コンディション不良により離脱を繰り返している冨安。今年夏のプレシーズン期間中にも、膝の怪我により練習試合の欠場を余儀なくされると、プレミアリーグ開幕戦でもベンチ外。ミケル・アルテタ監督は同選手の復帰まで数週間が必要との見解を示していた。

 英メディア『スポーツモール』は21日、8月25日開催のプレミアリーグ第2節アストン・ビラ対アーセナルを展望。冨安について「いまだに怪我の呪いから逃れられない」とした上で、「深刻な膝の怪我により、シーズン前の準備を台無しにした。現在回復中だが、9月中旬までは復帰しない見込み」とリポート。最速でも9月15日開催のトッテナム・ホットスパー戦での復帰と報じているだけに、9月の代表活動には参加しないとみられる。

 日本代表の守備陣では、冨安の他にDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)もプレシーズンマッチで右足の中足骨を骨折。一部では全治2,3か月と報じられているだけに、9月開催のW杯アジア最終予選でプレーする可能性は極めて低いと考えられる。

 守備陣の中心選手を相次いで欠くとみられるだけに、ベルギー1部リーグ屈指のセンターバックであるDF渡辺剛(KAAヘント)が冨安の代替候補として予想されるほか、DF瀬古歩夢(グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ)など他の欧州組にチャンスが巡って来る可能性もある。DF谷口彰悟も移籍先のシント=トロイデンVVで低調なパフォーマンスを露呈しているだけに、森保一監督はセンターバックの人選で頭を悩ませているかもしれない。