J1昇格クラブのジュビロ磐田は、FWファビアン・ゴンザレスの契約問題に関する補強禁止処分を受けていたが、今オフに補強解禁。ゴンザレスの退団、FW後藤啓介のアンデルレヒト移籍が正式決定した中、ブラジル1部クルゼイロから2部グアラニFCへレンタル移籍中のFWブルーノ・ホセを含むブラジル人4選手の獲得を決めたとみられるが、4選手獲得に要した移籍金額がブラジル国内で報じられている。
磐田の補強を巡っては、ブラジルメディア『iG Esporte』が先月27日に「ホセはジュビロ磐田とサインを交わした」とリポート。するとブラジルの移籍情報を扱うヴェネ・カサグランデ氏は29日、磐田がホセにくわえてFWマテウス・ペイショット(ウクライナ1部メタリストからブラジル2部アトレチコ・ゴイアニエンセへレンタル移籍中)、MFレオ・ゴメス(ブラジル2部ECヴィトーリア)、FWウェヴェルトン(アメリカ3部ニューイングランド・レボリューション)の獲得を決めたと伝えている。
そんな中、『iG Esporte』は30日に磐田の外国人獲得に関する特集記事を掲載。これによると、ウェヴェルトンとレオ・ゴメスは今季限りで所属クラブを退団したため、移籍金ゼロで獲得したとのこと。一方、ペイショットに関してはメタリストに移籍金60万ドル(約8900万円)を支払ったほか、ホセの獲得には40万ドル(約5900万円)を費やしたという。
現在25歳のホセは、右利きのウインガー。SCインテルナシオナルをはじめブラジル国内の複数クラブを経て、昨年4月にクルゼイロからグアラニへレンタル移籍。加入当初から主に右サイドでスタメンでの出場機会を得ると、今季もリーグ戦37試合中29試合でスタメン出場。左サイドでも起用される中、4ゴール7アシストをマークしていた。
28歳のペイショットは、身長190cmで右利きのストライカー。2021年7月にメタリストへ加入も、ロシア軍のウクライナ侵攻をうけて昨年3月以降は3度にわたりブラジル国内クラブへレンタル移籍。2023シーズン前半戦はゴイアスで過ごし、ブラジル1部リーグほぼ全試合スタメン出場。今年7月にアトレチコ・ゴイアニエンセへ加入すると、ブラジル2部リーグほぼ全試合で途中出場。4ゴール3アシストとスーパーサブとして結果を残していた。
26歳のレオ・ゴメスは、右利きのセントラルMF。今年4月にブラジル1部アトレチコ・パラナエンセからECヴィトーリアへレンタル移籍。今季序盤にブラジル2部リーグで6試合連続スタメン出場も、6月以降は出場機会が激減。大半の試合をベンチで過ごすと、今月28日に自身のSNSアカウントでヴィトーリア退団を表明している。
21歳のウェヴェルトンは、左利きのストライカー。ブラジル1部CRフラメンゴの下部組織で伸び悩み、昨年8月にニューイングランドへ移籍。今季アメリカ3部で15試合の出場も、7月以降はほぼ全試合でベンチ外だった。
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