浦和レッズは、FWブライアン・リンセンにオランダ1部ユトレヒト移籍の可能性が浮上。J1リーグ制覇を目指す上で外国籍選手の入れ替えが噂される中、マチェイ・スコルジャ監督の教え子であるポーランド1部レフ・ポズナン所属MFジョアン・アマラウの獲得に迫っているようだ。
アマラウは身長172cmで両利きの攻撃的MF。ヴィトーリアSCやベンフィカなどポルトガル国内の複数クラブを渡り歩き、2018年7月にベンフィカからレフ・ポズナンへ完全移籍。2021/22シーズンはスコルジャ監督のもとで主力選手として活躍し、リーグ優勝に貢献していた。しかし2022/23シーズンはリーグ戦でのスタメン出場がわずか6試合。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも昨年11月から出番がなく、序列低下が顕著だ。
レフ・ポズナンとの契約を2024年6月まで残しているアマラウの去就については、ポーランドメディア『Głos Wielkopolski』が今年2月に「アマラウは浦和レッズ率いるスコルジャ監督からのシグナルを待っている」と報道。ただレフ・ポズナンのヨン・ファン・デン・ブロム監督は「アマラウは我々のもとに残る。我々の選手であり、今は編成を決める際に彼は考慮されていない。もし選手が我々のところに来て、退団したいと言えば、それは選手本人の決断だ」とコメント。同選手の退団要望を受け入れない姿勢を見せていた。
しかしポーランドメディア『WP SportoweFakty』は今月9日、アマラウの今夏移籍がほぼ確実であると報道。同メディアは「アマラウはヨーロッパから離れることになる。浦和を含むJリーグ複数クラブが彼に関心を寄せているが、浦和へ移籍する可能性が高い」と、浦和移籍が濃厚という見解を示している。
一方でオランダメディア『Voetbal』は今月はじめ、ユトレヒトがリンセンの獲得を検討していると報道。リンセンはオランダ1部フィテッセやフェイエノールトなどをへて、昨年6月に浦和へ完全移籍。ただ昨年7月の親善試合パリ・サンジェルマン戦で負傷。長期離脱を強いられて昨季はリーグ戦3試合の出場にとどまると、今季はここまでリーグ戦でのスタメン出場はわずか4試合。AFCチャンピオンズリーグ決勝アル・ヒラル戦では2試合いずれもベンチメンバーから外れるなど、定位置奪取には至っていない。
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