Jリーグ ガンバ大阪

セルティック古橋亨梧移籍報道の余波。元G大阪ファン・ウィジョが構想外

ファン・ウィジョ 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧には、トッテナム・ホットスパーやノッティンガム・フォレストなどプレミアリーグ(イングランド1部)複数クラブからの関心が報じられている。そんな中、ノッティンガムからFCソウルへレンタル移籍中の韓国代表FWファン・ウィジョが来季の構想から外れているようだ。

 かつてガンバ大阪に在籍していたファン・ウィジョは、昨年8月にフランス2部ジロンダン・ボルドーからノッティンガムへ完全移籍。ノッティンガムではプレーせず、オリンピアコスへ1年レンタルにより加入したが、今季序盤から不振に喘ぎ昨年10月下旬以降は全試合でベンチ外。今年2月にオリンピアコスとのレンタル契約を打ち切り、FCソウルへ加入している。

 そのFCソウルでは、韓国1部リーグ戦14試合の先発出場で3ゴール2アシストをマーク。レンタル移籍期間は今月末までとなっており、韓国メディア『聯合ニュース』の報道によると、選手本人は今月7日のリーグ戦後に「(自身の去就について)よく分からないよ。代理人とは連絡をとっている。近いうちに決めないといけないね」と語ったという。

 ただ米メディア『ジ・アスレチック』は同選手の今後について「ノッティンガムで余剰戦力とみなされている。一度もクラブでプレーしたことがないまま退団するかもしれない」と報道。「ファン・ウィジョは現在30歳だが、おそらく彼の獲得は最も奇妙なものに感じる」と綴るなど、クラブの補強戦略に疑問を投げかけている。

 一方で英メディア『フットボール・インサイダー』の報道によると、ファン・ウィジョの他にFWエマヌエル・デニスとFWサム・サリッジにもノッティンガム退団の可能性があるとのこと。ノッティンガムは古橋をリストアップしているが、トッテナムやボーンマス、クリスタル・パレスと争奪戦になる可能性があるという。

 ノッティンガムは今季のプレミアリーグを16位で終了。チーム全体の得点数は「36」とリーグで5番目に低く、前線の強化が急務となっている。古橋のプレミアリーグ挑戦が期待される中、ファン・ウィジョの今後が心配される。