プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属のカタールW杯日本代表D冨安健洋は、先月15日のマンチェスター・シティ戦でバックパスでのミスから失点。MFマルティン・ウーデゴールをはじめチームメイトから励まされているが、先月28日になって試合後の心境を明かしている。
冨安健洋は年明け以降プレミアリーグの全試合でベンチスタートだったが、マンチェスター・シティ戦ではDFベン・ホワイトにかわって右サイドバックでスタメン出場。しかし23分、自陣右サイドからGKアーロン・ラムズデールへのバックパスが中途半端に。MFケビン・デ・ブライネがこのミスを見逃さず、ペナルティエリア手前で左足から浮き球のシュートを放ち、先制ゴールをあげた。
そしてアーセナルはその後も追加点を許して1-3と敗北。一時的にマンチェスター・シティに首位の座を明け渡す格好となったものの、チームメイトやミケル・アルテタ監督は冨安健洋のサポートしている。
そんな冨安健洋は先月末、クラブ公式インタビューを通じてマンチェスター・シティ戦での出来事を回顧。「あのマンチェスター・シティ戦では僕のミスで先制点を与えてしまいました。けど、その後みんなが僕のところに来て『ただ頭を上げていろ』と言ってくれたんです。みんなが僕を助けてくれました」
「残念ながら試合には勝てませんでしたが、その後、この試合はプロセスでなければならないと自分に言い聞かせました。もう終わったことなんだから前向きにならないといけないし、立ち直らないといけない」
「ポジティブになる必要があった中で、チームメイトが助けてくれました。僕たちは若いチームなので、家族の一員になったような気分ですね」と、チームメイトへ感謝を述べるとともにアーセナルの良さを語っている。
また同選手のコメントを受けて、公式サイトでは「彼はチームの中心的な若手のひとりであり、全員が一緒に成長し、個人としてだけでなく集団としてより良くなるための挑戦を楽しんでいる」
「マンチェスター・シティ戦では、彼のミスからケビン・デ・ブライネに先制点を許してしまったが、このことがチームスピリットをより一層強くしている」と綴られている。
なお冨安健洋はマンチェスター・シティ戦以降、リーグ戦2試合つづけて途中出場。ベン・ホワイトから右サイドバックのレギュラーを奪えていない中、今月1日のエバートン戦で好パフォーマンスを発揮するか注目が集まる。
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