Jリーグ 清水エスパルス

清水サポから謝罪文も…飲食代後払いに岡山サポ店主「美談をよかれとも…」

清水エスパルスのゴール裏 写真:Getty Images

 清水エスパルスは今月26日、明治安田生命J2リーグ第2節・ファジアーノ岡山戦で0-0と引き分けた。そんな中、とある清水エスパルスサポーターと岡山市内に店を構えるスポーツバー『クラフトレインボー』のやり取りが話題を呼んでいる。

 クラフトレインボーはJR岡山駅東口から徒歩10分圏内にある飲食店。ファジアーノ岡山のホームスタジアムであるシティライトスタジアムから徒歩20分であり、試合開催日前後には多くのファジアーノ岡山サポーターやアウェイサポーターで賑わっている。

 そのクラフトレインボーのスタッフは清水エスパルス戦当日の夜、公式ツイッターアカウントにて「今夜も岡山に泊まる方で昨夜お支払い足りず今夜支払うとのことでしたがお忘れになったかな?(笑) そんなに大金ではなかったので試合の痛み分けということにしておきますね(笑)」と投稿。

 清水エスパルスサポーターやJリーグファンから数多くのメッセージが寄せられると、27日午前に「こんにちは。このツイートに反響多く驚きと共に大変申し訳なくてすいません。微々たる金額になるのですが本人に伝わればいいなぁ程度ですので伝え方が難しくほんとに申し訳ありません。清水サポさんたちのお陰で週末は素敵な夜になりました! ほんとにサッカー談義に花が咲いて最高の夜になりました」と綴っていた。

 すると27日夕方、一部の飲食代を支払っていなかった清水エスパルスサポーターから封筒が届いたことを報告。封筒には1枚の手紙も入っており、「一昨日おじゃまさせて頂いたエスパサポです。昨日お店に来る事ができず、この様なお支払の仕方になってすいません。また今度来させて頂きます」

 「不足ない様入れたつもりですが、足りなければ御連絡下さい。もし余る様でしたら店主さんの飲み代の足しにして下さい」と、店主にむけて謝罪の言葉があったという。

 またクラフトレインボーのスタッフは、この手紙を公開した上で「昨夜ツイートしましたお支払いの件でのエスパルスサポーターさんからポストに封筒が届いておりました。きっと昨夜もたくさん楽しまれたと思います。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。ほんとに素敵な週末でした」と、清水エスパルスサポーターに感謝の思いを伝えた。

 ただ一方で「今回の清水サポさんとのことで色々とありましたが、話が肥大してしまい、最終的に美談のような流れになってしまっていると感じてはいます。しかし、それをよかれとも思ってません。本人もわかってるつもりです。このコロナ禍の中で少しでも兆しが見えたのには感謝してます。毎日は普段通りです」と、飲食代の後払いに対する胸の内も綴っている。