明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎を退団したブラジル人MFルアン(31)は、まもなく新天地が決まるようだ。21日、ブラジルメディア『グローボ』のジャーナリストが伝えている。
同選手はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロで7シーズン過ごした後、2019年12月にV・ファーレン長崎へ加入。2020シーズンはリーグ戦31試合に出場し6ゴールをあげるなど、手倉森誠元監督のもとでレギュラーに定着していた。
そして2021シーズンは副キャプテンという立場でシーズンに臨むと、5月中旬に吉田孝行監督が解任されるまではリーグ戦全試合で出場したほか、10試合でスタメンに抜てきされていた。しかし、松田浩氏への監督交代後はチーム内での立場が一変。第21節・京都サンガ戦、第22節・大宮アルディージャ戦の2試合をのぞきリーグ戦全試合でメンバー外になると、シーズン終了後の先月13日に退団が正式決定している。
そんなルアンの去就を巡っては、以前からアトレチコ・ミネイロ復帰の実現にむけてクラブに連絡をとっているという噂がブラジル国内で駆け巡っていたが、本人が先月ブラジルメディアのインタビューに応じた際に否定。また、ブラジルメディア『UOL』は先月21日、ブラジル1部のサントスがオファーを提示したと報じていたが、噂は立ち消えとなっていた。
その中、『グローボ』のジャーナリストが伝えたところによると、ウルグアイ1部の強豪ナシオナルがルアン獲得に動いているとのこと。選手サイドがすでにクラブ幹部との交渉を進めており、加入に近づいているという。
なお、ナシオナルはこれまで国内1部リーグのタイトルを47回獲得しており、直近では2019シーズンにリーグ優勝を成し遂げている。ただ、コパ・リベルタドーレス(南米選手権)では3度のタイトル獲得にとどまっており、1988年大会を最後に優勝から遠ざかっている。
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