リーグ・アン モナコ

ムバッペのPSG移籍劇にモナコ副会長が回想「絶対不可能だと思っていた」

 モナコの副会長を務めるバディム・バシリエフ氏は今夏フランス代表FWキリアン・ムバッペがパリ・サンジェルマンへと移籍することは不可能だと思っていたことや移籍劇の舞台裏を明かした。17日にフランス『レキップ』が伝えた。

 昨シーズン、モナコの17年ぶりのリーグ優勝やチャンピオンズリーグでベスト4といった旋風を支えてきたムバッペは今夏、移籍市場終了間際に来夏1億8000万ユーロ(約238億円)で買い取るオプションが付随したレンタルでPSGへ移籍することが決まった。

 各国のビッグクラブがこぞって獲得を狙っていた中、モナコのバシリエフ副会長は以下のように話し、移籍は成立しないだろうと思っていたことや移籍の背景をを明らかにした。

「キリアン・ムバッペの市場価格は修正された。絶対不可能な移籍だと誰もが思っていたからだ。私はPSGでプレーする彼の姿を見たくはなかったけれど、彼はパリで生まれ、パリからモナコにやってきて、そして彼自身が今フランスから離れるのはよくないと考えていたから彼の主張を聞いて理解しようとした。様々なクラブが獲得を打診してきたけれど、公になったのはレアル・マドリードだけだった。PSGもマドリードと同じくらいのオファーを出してきたから、移籍を許可した。嫌だったけれどね。彼は本当に凄いよ。未来のバロンドーラーだ」