プレミアリーグ チェルシー

チェルシー、FAからの罰則はなし。物議をかもしたモラタのチャント問題で

 チェルシーはスペイン代表FWアルバロ・モラタに関してのチャントによる罰則を回避することができたようだ。12日、イギリス『ザ・サン』が報じた。

 現地時間土曜日に行われた対レスター戦でチェルシーのファンが「モラタはレアル・マドリードからやって来た。そしてYidsが大嫌いだ」というチャントを歌っていた。問題となったのはこの歌詞に含まれている「Yids」という単語であり、これは元々ユダヤ人に対する差別的な表現として知られている。しかし一方で、同じくロンドンに本拠地を構えるトッテナムのことを指す場合もあり、今回のこのチャントは後者の意味で使用されたと思われている。

 この件で何らかの罰則があるのではないかと言われていたが、イングランドサッカー協会(The FA)はチェルシーに対して何もしないと発表。しかし、モラタ自身は試合後に「皆に敬意を払ってほしい」とコメントしており、またチェルシーの広報は「クラブ及び選手はファンの熱いサポートに感謝しているが、あの歌詞に含まれていた言葉は断じて受け入れがたい」と、チャントの改善を訴えた。