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札幌アカデミー育ち西村歩夢、セルビア2部移籍。海外サッカーの現実語る

西村歩夢 写真:アフロスポーツ

北海道出身FW西村歩夢が2026年1月、セルビア2部クラブのトレイヤル・クルシェヴァツへ移籍し、欧州でキャリアを切り開こうとしている。北海道コンサドーレ札幌アカデミーから旭川実業高校、新潟医療福祉大学へ進んだ西村は、大学4年時の負傷で日本プロ入りが厳しくなる中、海外挑戦という道を選んだ。

海外移籍のきっかけとなったのは、旭川実業高校の2学年上の先輩・松井煕の存在だった。「日本でプロになれなくても海外には多くのチャンスがある」という言葉に背中を押され、西村はユーロプラスを通じてモンテネグロへ渡る決断を下した。

最初に所属したFKコムでは15試合7得点を記録。異国の地で結果を残し、着実にキャリアを積み上げていった。

その後はオトラントで2部リーグから1部リーグも経験し、さらにボケリを経てセルビアへ。しかし、その過程では“海外サッカーの現実”にも直面した。

特に大きかったのは監督交代だ。自分を評価して獲得してくれた監督が数試合後に辞任するケースを複数回経験。「監督によって評価が大きく変わる」と、海外サッカー特有の厳しさを語っている。

セルビア移籍後に感じたのは、サッカー環境の大きな違いだった。西村はモンテネグロ時代を「田んぼのようなピッチ」と表現。一方で、セルビアのピッチ環境については「全然いい」と感じたという。

プレースタイル面でも違いは大きい。モンテネグロではロングボール主体だった一方、セルビアではポゼッション重視のサッカーが中心。「自分のスタイルに合っている」と手応えも口にした。

また、日本人選手の特徴については、「戦術理解度が高く、堅実にプレーできる部分は日本人の強み」と分析。その一方で、海外では高さやフィジカルを重視する監督も多く、日本人選手が苦戦する要因についても率直に語っている。

さらに、海外挑戦を目指す若手へ向けては、「日本の当たり前は海外では当たり前じゃない」とメッセージ。時間通りに物事が進まないことや、手続きの遅れなど、日本では考えにくい状況も日常的に起こると明かした。

日本でプロ入りが難しくなった中でも、欧州で道を切り開こうとしている西村歩夢。モンテネグロ、そしてセルビアでの経験は、日本人選手の海外挑戦のリアルを映し出している。

西村歩夢のフルインタビューはユーロプラス公式noteで公開されている。