
セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、2026年夏の移籍が決定的。3日に行われたスコットランド1部リーグ戦で出番が無かったが、一部試合での振る舞いが物議を醸している。
英メディア『ゴーラジオ』が伝えたのは、単なる戦術的な出場機会の問題ではない。セルティックOBのピーター・グラントが旗手の「ボディランゲージ」を公開批判するという、異例の事態だ。問題となったのは、4月11日に行われたスコティッシュカップ準決勝のセント・ミレン戦。出場直前までウォームアップしていた旗手は、負傷対応によってセンターバックが優先されたことで出場機会を失った。その直後、チームメイトが得点で沸く中、旗手だけが喜びを見せなかった。グラントはこれを「非常に大きな失望」と断言。「監督が交代を変えたのには理由があった。だからこそ、あの場面でのボディランゲージには本当に失望した」と語気を強めた。
重大なのは、この批判が感情論にとどまらない点だ。グラントは「チームのためにプレーする選手が必要だ。旗手にはそれを感じていない。自己中心的だ」と踏み込み、マーティン・オニール監督も今後は旗手を先発起用しないだろうと明言した。
むしろ残酷なのは、グラント自身が旗手の能力を否定していないことだ。「彼が好調でレンジャーズ戦のように試合を変える存在になったとき、それ以上の選手はいない」とも語っており、実力は認めた上で、メンタリティと「チームへのコミットメント」に疑問符を突きつけている。光があるぶん、影はより深い。
今季を通じてベンチを温める時間が長かった旗手にとって、フラストレーションが溜まっているのは想像に難くない。だが、そのフラストレーションをピッチ外で可視化した瞬間、現地OBの目には「自分のことしか考えていない選手」として映った。プロの世界において、それは致命的な烙印だ。
2026年夏の移籍が既定路線となりつつある今、セルティックが彼を引き留めようとする理由は急速に失われている。問題は「移籍するかどうか」ではなく、「シーズン終盤の残り試合をどのような態度で過ごすか」に移行しつつある。グラントの発言がクラブ内部の空気を代弁しているとすれば、旗手にとってさらに居心地の悪い日々が続く可能性もある。FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表メンバー落選も濃厚であるだけに、我慢の時間が続きそうだ。
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