
スコティッシュ・カップの試合でのオフサイドのジャッジを巡り、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の運用を巡る議論が広がっているようだ。元審判が判定の過程やVARの使い方に強い疑問を示し話題となっている。
スコットランドメディア『Glasgow Times』は、現地3月8日に行われたセルティックとレンジャーズのスコティッシュ・カップの準々決勝の試合(0-0,PK4-2)で、セルティックの日本代表FW前田大然のゴールが取り消された場面を巡り、元審判が「前田のゴール取り消しは“茶番のような”プロセスだった」と非難したと報じた。
このプレーでは、セルティックのMFルーク・マッコーワンのクロスにDFリアム・スケールズが頭で触れてボールをそらし、そのボールを前田が押し込んだ。しかし判定は、スケールズのオフサイドがあったとしてゴール取り消しとなった。
この件について、スコットランドの元審判デズ・ローチ氏とスティーブ・コンロイ氏は、同試合のVARチームが引いたラインに対して批判を展開している。
ローチ氏は2人が出演する審判の視点から試合の判定を議論するポッドキャスト『Ref’s View podcast』で、「ほとんど判別できないレベルだ。そもそも角度が良くない」と述べた。
さらに「スケールズはオフサイドの位置から戻ってきている。オフサイドの位置にいること自体は反則ではない。だからそこにいること自体は問題ない。しかし彼が最初にしたプレーは試合に明確な影響を与えた。ボールを頭でそらして前田へつなげたのは彼なので、オフサイドの判定は妥当だ」と説明した。
ローチ氏は現在スコットランドのサッカーで引かれているラインの精度について「今のスコットランドサッカーでは、あの程度のラインを引くのが基準なのか?」と不満を示した。
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