
トルガイ・アルスラン
3人目は、欧州強豪クラブでのキャリアが光るMFトルガイ・アルスランだ。
トルコ系ドイツ人のアルスランは、ドイツの名門ボルシア・ドルトムントの下部組織出身。2009シーズンにハンブルガーSVでプロキャリアをスタートさせると、その後はベシクタシュJK、フェネルバフチェSK、ウディネーゼ・カルチョなど、欧州の名門クラブで長年にわたりプレーしてきた実力者だ。
2023/24シーズンには、オーストラリアのメルボルン・シティへフリーで加入。リーグ戦24試合13ゴール7アシストをマークするなど、同シーズンのリーグMVPに輝く活躍を見せた。この実績が広島首脳陣の目に留まり、2024年7月に広島へ加入。シーズン途中加入ながらもJ1リーグ14試合8ゴールと驚異的なペースでゴールを量産。強烈なインパクトを残した。
昨シーズンもエースとして活躍が期待されたが、シーズン序盤に右ひざ前十字靭帯を断裂。長期離脱を強いられ、J1リーグ9試合2ゴールにとどまった。
広島在籍3シーズン目となる今シーズンは、すでに2試合連続途中出場を果たしており、コンディションは徐々に上がってきている様子だ。しかし、半期開催の百年構想リーグで十分な結果を残せなければ、新シーズンを待たずに退団という選択肢が浮上する可能性もある。35歳のベテランアタッカーが再び輝きを放てるか、その動向から目が離せない。
鮎川峻
4人目は、広島下部組織出身のFW鮎川峻だ。
プロキャリアをスタートさせた2020シーズンは公式戦出場こそなかったものの、翌2021シーズンは左足第5中足骨の疲労骨折を抱えながらもJ1リーグ19試合1ゴールをマークし、将来への期待を抱かせた。しかし、2022シーズンは怪我の影響もあってか3試合1ゴールに留まり、思うような結果が残せなかった。
2023シーズン途中から大分トリニータへ期限付き移籍。約2シーズン半の在籍で、J2リーグ51試合7ゴール2アシストをマークし、出場機会を重ねながら経験値を積み上げた。
武者修行を終え、今シーズンから広島に復帰。しかし前線には実力者が揃っており、ポジション争いは熾烈だ。限られたチャンスで結果を残せなければ、百年構想リーグ終了後に再び去就が注目される可能性もある。ユース育ちのストライカーが、真価を示せるかが今後の焦点となりそうだ。
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