
FC東京からファジアーノ岡山へ期限付き移籍中のMF佐藤龍之介は、10月の国際親善試合(対ガーナ代表、ボリビア代表)に向けての日本代表に招集。すでにJ1リーグの舞台で鮮烈なパフォーマンスを発揮しているだけに、一部からFIFAワールドカップの日本代表メンバー入りが決定的との意見が挙がっているほか、海外移籍の可能性も取りざたされている。
現在19歳の佐藤は、2022年から年代別代表に招集されているほか、2023年8月にはMF久保建英(現レアル・ソシエダ)以来となる16歳でのプロ入りを果たすなど、国内屈指の有望株として話題に。2024シーズンのJ1リーグ戦で3試合に出場すると、2025シーズンは育成型期限付き移籍先の岡山で主力選手として活躍。6月にはA代表に初めて招集されるなど、国際舞台でも存在感を発揮している。
また、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』が2025年7月に発表した「Jリーガーの市場価値トップ10」によると、佐藤の市場価値は380万ユーロ(約6億5,800万円)。MF大関友翔(川崎フロンターレ)やMF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)といった有望株を抑えてトップに立っている。
すでに久保をはじめ海外で活躍する日本代表の主力選手とともに汗を流している佐藤について、海外メディア『all asian football』のジャーナリストであるダニーロ氏は、「今季ここまでの活躍ぶりを考えると、佐藤はW杯出場の可能性が高い。特に、岡山へのレンタル移籍後にFC東京復帰で、(2026年に)数ヶ月間FC東京でも活躍できればなおさらだ。森保監督に対して、中盤にさらなる選択肢を提供することになるだろう」と評している。
ダニーロ氏は2025シーズン終了後にFC東京へ復帰する可能性を伝えているが、10月開催のFIFA U20ワールドカップに参戦しただけに、すでに海外から注目を浴びている模様。トルコメディア『Hayatımız Futbol』は「佐藤はU20W杯で注目を集めることに成功した」とし、欧州複数クラブからの関心を伝えている。
佐藤の活躍は、単なる若手の台頭ではなく、日本サッカーの未来像そのものを映している。国内での育成を経て、Jリーグの中で実戦経験を積み、代表の舞台で力を示す。その一連の過程は、これからの日本サッカーが進むべき理想的な成長モデルといえる。まだ19歳という年齢を考えれば、彼のポテンシャルは計り知れず、今後のステップ次第では、MF久保建英(レアル・ソシエダ)らに続く「欧州基準の次世代攻撃的MF」として世界の舞台で存在感を放つ可能性も高い。
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