Jリーグ

J1他クラブに期限付き移籍し活躍した選手3選【2024】

木村誠二 写真:Getty Images

木村誠二

FC東京からサガン鳥栖へ期限付き移籍中

過去にはJ2の複数クラブで武者修行の経験があるDF木村誠二。今季はJ1のサガン鳥栖へと期限付き移籍し開幕を迎えていた。第7節でスタメン出場を果たすと第12節以降は定着。残念ながらチームは最下位でJ2降格となったが、26試合と多くの出場機会を得ていた。シーズン途中にはパリ五輪予選も兼ねたAFC U-23アジアカップにも出場し日本の優勝に貢献。五輪本大会でも主力として活躍した。

186cmの高さとフィジカルの強さが魅力で特に空中戦で強さが光る。守備時はもちろん、攻撃でもセットプレーの場面で存在感を発揮。リーグ戦では第29節の湘南ベルマーレ戦、U-23アジアカップでも準々決勝のカタール戦でセットプレーからゴールを挙げており、ターゲットとしての頼もしさもある。

J2降格を味わった鳥栖は、シーズン終了後すでにGK朴一圭やDF山﨑浩介といった守備の中心選手の移籍が決まっており、現時点で守備力の低下が懸念される。もちろん所属元のFC東京からしても、木村は将来チームの中心になってほしい選手の1人であるだろうが、鳥栖も1年でのJ1復帰のため重要な戦力なだけに、今冬の動向が注目される。


山見大登 写真:Getty Images

山見大登

ガンバ大阪から東京ヴェルディへ期限付き移籍中

今季16年ぶりにJ1の舞台へ帰ってきた東京ヴェルディ。復帰初年度は6位と上位で終える収穫の多いシーズンとなった。そんなチームを支えたのが、複数のJ1他クラブから期限付きで加入していた選手たちだ。昨2023シーズンにJ1昇格プレーオフ決勝で同点ゴールを挙げるなど昇格の立役者となったFW染野唯月をはじめ、今季チームトップの10ゴールを挙げたFW木村勇大などそれぞれが重要な役割を果たしている。

そんな期限付き移籍中の選手たちの動向について正式なリリースが待たれるなかでも来季に向けて注目したいのが、ガンバ大阪から期限付きで移籍中のFW山見大登だ。今季はシーズン前半戦こそ途中出場が多かったが、後半戦はスタメンでの出場機会が増え最終的に34試合に出場。チーム2位となる7ゴールとチームトップの5アシストを挙げた。

得意のドリブル突破に加え、正確なクロスや豪快なシュートなど持ち味を存分に発揮して躍動。攻撃面で欠かせないキーマンとしての地位を確立した。去就がチームに与える影響の大きな選手なだけにクラブの正式リリースを心待ちにする東京Vファンやサポーターも多いのではないだろうか。

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名前:大島俊亮
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