町田ゼルビアは8月31日開催の明治安田J1リーグ第29節・浦和レッズ戦で2-2と引き分けて、J1首位の座をサンフレッチェ広島に明け渡した。試合後、黒田剛監督が主審の判定を批判するなか、ネット上では町田所属FWオ・セフンのプレーを巡って様々な意見が飛び交っている。
ファン・サポーターの関心を集めているのは、浦和所属DF井上黎生人とオ・セフンが競り合ったシーン。セカンドボールを目がけて、ライン際で井上が先に身体を入れたところにオ・セフンが背後から競りかけると、井上が転倒。その際、オ・セフンの左足が井上の右膝を直撃したほか、その反動で左足が井上の顔付近に入ったのだ。
Xでは、中継映像の一部を切り取った動画が拡散。「これでレッドカード出ないのか」「故意じゃなくても悪質なプレーであることに変わりはない」「足裏が入っている時点でアウト」「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が入ってもおかしくない」などと、ノーファウル判定に対する疑問の声や、オ・セフンへの批判が相次いでいる。
ただ一方で、「故意じゃない。どんな選手でもこの体勢になると思うけど」「町田をヒール役にしたいがための投稿か」「色々と偏見が入りすぎている印象」などと、批判への否定的意見も湧き起こっている。
一方で一部報道によると、町田の黒田監督は試合後に「PKをもらえるようなシーンがあった」「なぜPKをもらえなかったのか問いたい」「浦和レッズの選手たちも含めて、あれはPKだと言っていたくらい」などと、審判批判を展開。90+6分にFW藤本一輝がペナルティエリアで倒されたものの、PKと判定されなかったことに不満を抱いている可能性があるという。
しかし、Xでの動画投稿を見て「オ・セフンが井上に対してラフプレーをした」と捉えているSNSユーザーからは「黒田監督がPKもらえたと言うならば、オ・セフンのプレーはどうなんだ?」「黒田監督は自チームの選手のプレーについても説明すべきなのでは?」といった批判が挙がっている。
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