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水戸からハノーファー移籍。松田隼風が独2部デビュー?室屋成負傷の影響も

松田隼風 写真:Getty Images

 水戸ホーリーホックからドイツ2部ハノーファーのU23チームへ期限付き移籍中であるU20日本代表DF松田隼風。ドイツ4部リーグの舞台で結果を残す中、DF室屋成の負傷もあり、今月16日のドイツ2部リーグ戦でトップチームデビューを飾る可能性がある模様。13日、ハノーファーの地元紙『ノイエ・プレス・ハノーファー』が伝えている。

 ハノーファーのトップチームでは、右サイドバックのレギュラーである室屋が9日に行われたハンブルガーSV戦でプレーした際に、右太もも裏の筋肉と腱を損傷。左サイドバックでプレーしたDFヤニク・デームが本職の右サイドへ戻る見込みであり、指揮官は左サイドバックの起用法で頭を悩ませているという。

 『ノイエ・プレス・ハノーファー』は左サイドバックのオプションとして、U23チームでプレーするDFアレクサンダー・バビッチと松田の起用を予想。「バビッチよりも松田を起用する方がより現実的だ」とした上で、「彼はドイツ4部リーグで17試合に出場し、1ゴール1アシストをマーク。現在トップチームの練習に参加しており、13日の練習では巧みにゴールネットを揺らしていた」と日本人DFの現状をリポート。「松田がベンチに座り、終盤でチームに勢いをもたらす可能性は十分にある。新たな風を吹き込んでくれるはずだ」と期待感を膨らませた。

 成長著しい松田については、室屋が今年1月にドイツ誌『キッカー』のインタビューで「彼とはよく一緒にランチしますね。彼は単身ですし、僕がハノーファーにやって来た時も、原口元気がそうやって僕のことを助けてくれました。松田は半年間ドイツ語のコースを受講して、基本的な言葉を学んでいます。それに同時に英語も上達し、ヨーロッパのどこでもやっていけるようになりました」と語学力アップを称えていた。

 2023年にはAFC U20アジアカップやFIFA U20ワールドカップの舞台でプレーしていた松田。水戸の育成業務提携先であるハノーファーへの期限付き移籍期間は今年6月までだが、トップチームで結果を残せばそのまま完全移籍となる可能性も考えられる。