かつてヴィッセル神戸でプレーしていたブラジル人FWフェルナンド・アンドラーデンは、名古屋グランパスから期限付き移籍中の日本代表MF相馬勇紀ととも、ポルトガル1部カーザ・ピアACでプレー。しかし今月はじめの規律違反により、近日中にも契約解除で退団の可能性があるという。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』が9日伝えたところによると、アンドラーデンは今月4日に練習をボイコット。この行為が規律違反に当たるとして、クラブは同選手にトップチーム活動への参加を禁じているほか、11日に行われるポルトガル1部リーグ戦の遠征メンバーから除外している。
またクラブは10日午後の会見でアンドラーデンの処分について説明する予定だが、契約解除を検討している可能性もあるとのこと。『ア・ボーラ』は選手側の意向について「カーザ・ピアでファーストチョイスではないため、よりスタメンでの出場機会が多いクラブへの移籍するかもしれない。ヨーロッパ以外の場所、母国ブラジルでは、まだ移籍ウィンドウが開いている」と綴っている。
アンドラーデンは身長182cmで右利きのアタッカー。2012年8月からヴィッセル神戸に在籍していたが、リーグ戦わずか4試合の出場にとどまると、同シーズン限りで退団。その後はブラジル、ポルトガル国内の複数クラブを渡り歩くと、2019年1月にCDサンタ・クララからポルトへの完全移籍した。
しかしポルトですぐに構想外となり、トルコやサウジアラビアのクラブへレンタル移籍。昨年6月末にポルトを契約満了により退団し、カーザ・ピアへ加入すると、今季はここまでポルトガル1部リーグ17試合の出場で2ゴール1アシスト。ただスタメン出場は3試合と、控え要員に甘んじている。
またポルト在籍時の2022年8月には、ポルトガル紙『O JOGO』が「アンドラーデンのもとに、日本や中東からオファーが届いている」と報じていた。右ウイングで相馬とのポジション争いに敗れたアンドラーデンの今後に注目が集まる。
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