MF松尾佑介は昨年1月に、浦和レッズからベルギー1部KVCウェステルローへ期限付き移籍。移籍期間が昨年12月末に満了を迎え、一部では浦和復帰が濃厚とみられる中、現地ではウェステルロー残留の可能性が報じられている。
松尾の去就を巡っては、ベルギーメディア『Voetbal』が昨年12月27日に「ウェステルローは買い取りオプション行使により松尾を完全移籍で獲得するという選択肢はないが、レンタル移籍期間の延長を検討している」とリポート。
ウェステルロー加入後の成績について「30試合で0ゴール3アシストと、印象的な数字を残したわけではない」とした上で、「来年1月はじめのトルコ合宿参加は考えられないことではない」と、引き続きチームに帯同する可能性を伝えたが、日本国内では浦和復帰と報じられている。
それでもベルギー紙『GVA』は「松尾はトルコ合宿に参加しないが、ウェステルローは期限付き移籍期間延長で浦和と交渉する予定だ」と報道。「浦和の提示額が高すぎるため、完全移籍での獲得は選択肢にない」と、買い取りオプションを行使しない可能性にも触れている。
松尾は2021年12月に横浜FCから浦和へ完全移籍。2022シーズンにJ1リーグで25試合に出場して4ゴールをあげるなど主力選手として活躍すると、昨年1月末にウェステルローへの期限付き移籍が正式決定した。
海外挑戦1年目の2022/23シーズンは、加入当初こそ出場機会に恵まれなかったが、3月中旬以降は公式戦ほぼ全試合でスタメン出場。ベルギー1部5位から8位までの4クラブによるプレーオフでも6試合中5試合の出場で1アシストと存在感を発揮していた。
しかし今季はここまでリーグ戦20試合中スタメン出場9試合でノーゴール。昨月8日に行われたリーグ戦から4試合つづけて出番がない中、開幕から9戦連続白星なしだったチームは直近4試合で3勝1分と復調の兆しを見せている。そのウェステルローは、すでにトルコ合宿で練習試合を1試合消化。今月20日のリーグ戦再開初戦でクラブ・ブルッヘと激突する。
松尾とウェステルローの契約内容については、『GVA』が昨年1月に「彼は2022/23シーズン終了後までのレンタル移籍により、KVCウェステルローに加入する。買い取りオプション行使の場合には、新たに2年契約を結ぶことになる」と伝えていた。
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