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タイ代表エカニットが浦和残留か「期限付き移籍延長で準備」と現地報道

エカニット・パンヤ 写真:Getty Images

 タイ代表MFエカニット・パンヤは、タイ1部ムアントン・ユナイテッドから浦和レッズへ期限付き移籍中。移籍期間は今月31日までだが、同選手は浦和残留に向かっているという。

 エカニットはムアントンで活躍すると、今年5月に当時チームメイトだったMFウィーラテップ・ポンパーン、MFジャルンサック・ウォンコーンとともに浦和の練習に参加。このトレーニングでのパフォーマンスが評価され、今年7月に浦和加入が正式決定した。

 マチェイ・スコルジャ前監督のもとでしばらくベンチを温めていたエカニットだが、10月4日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ハノイFC戦でゴールを決めるなど鮮烈デビュー。11月8日に行われたACL浦項スティーラーズ戦では移籍後初スタメンながらも、FWホセ・カンテの先制ゴールをアシスト。FIFAクラブワールドカップでは出番が無かったものの、来日1年目で一定のパフォーマンスを発揮していた。

 エカニットの去就について、タイメディア『Bebangpakong』は11月10日、ムアントン幹部から聞いた情報として「浦和はエカニットのパフォーマンスにとても満足しており、契約更新の可能性が高い」とリポート。タイメディア『Buaksib News』は11月20日に、完全移籍による獲得意向にくわえて「2年契約締結の見込み」と伝えていた。

 しかしタイメディア『ball thai』は今月26日に「Jリーグの名門である浦和は、レンタル移籍期間の延長により、エカニットを2024シーズンもチームに残留させるための準備を進めている」とリポート。完全移籍ではなく、レンタル移籍期間の延長という見通しを示している。

 なおドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、エカニットとムアントンの契約期間は2026年6月まで残っているという。監督交代や一部メンバーの入れ替えがある中、タイ代表MFは来季も日本でプレーする見込みだ。