サッカー日本代表「森保ジャパン」は13日開催のカナダ戦で4-1と快勝。MF遠藤航(リバプール)が中盤の一角で先発出場したが、代表OBの田中マルクス闘莉王氏はMF南野拓実(ASモナコ)との連携面等に着目。遠藤のパフォーマンスに不満を抱いているようだ。
遠藤はVfBシュツットガルト時代に主将を務めていたこともあり、今年3月からDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)にかわって日本代表のキャプテンを担当。リバプールで出場機会が少ない一方、森保ジャパンでは中盤に欠かせない選手として機能している。またカナダ戦でもMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)とともに、中盤の一角で先発出場している。
闘莉王氏はカナダ戦の2日後にYouTubeチャンネルを更新。カナダ戦出場選手のパフォーマンスを採点する中、遠藤について「いつも通り安定していた」と評しつつも、同選手の問題点を以下のように述べている。
「1点目が入ってから、少しポジショニングが気になった。南野をもっとうまく活かせたはず。俺が遠藤に求めるのは、チーム全体のバランスを考えること」
「(ストロングポイントが)潰しとか色々言われるかもしれないが、(相手選手を)潰せるのは全体がいいからこそ、自分のところで美味しく潰せるという。これが一番のストロングポイント。潰すことではない。潰せるような位置にいることと、潰せるだけの状態をみんなを動かして作らせることによって、遠藤が中心になっていく」
南野とのコンビネーションで改善点を指摘した闘莉王氏。ただ2ゴールと攻撃面で存在感を発揮した田中との連携については「遠藤がいることによって、田中が安心して前に出ていける」と評価している。
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