韓国代表は日本時間12日深夜、国際親善試合サウジアラビア戦で1-0と勝利。ユルゲン・クリンスマン監督体制のもとで初白星を飾ったが、韓国国内では代表チームに対する不満が噴出。日本代表との比較論も沸き起こっているようだ。
韓国代表は今年2月のクリンスマン監督就任以降、ウルグアイ、コロンビア、エルサルバドル、ペルー相手に2分2敗と4試合白星なし。日本代表がエルサルバドル、ペルーを下しただけに、今年6月時点で日本代表との差を指摘する声が相次いでいた。
すると今月8日に行われた国際親善試合ウェールズ戦では、FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)、DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)など主力選手が揃って先発出場も、0-0と引き分け。サウジアラビア戦ではFWチョ・ギュソン(ミッティラン)が決勝ゴールをマークも、守備面で不安定なパフォーマンスを露呈した。
韓国メディア『スポータルコリア』は試合後、「クリンスマン監督の安心は早い!初勝利にファンの反応は冷ややか」と見出しをうち、「勝っても嬉しくない」「引き分けのような気分」「単なる1勝」「日本代表と大違い」など韓国国内の世論を特集。
同メディアも、アメリカでの在宅勤務や、代表メンバー発表で記者会見を実施せず報道資料を配布にとどめたクリンスマン監督の対応を「誠意ある姿ではない」と批判している。
またドイツ代表とトルコ代表を下した日本代表にも言及。「クリンスマン監督の初勝利は、日本代表の比較対象にもなったが、多分もう韓国代表のライバルとはいえない」と綴っている。
日韓比較論を巡っては、『朝鮮日報』をはじめ複数の韓国メディアが、日本代表対ドイツ代表の結果をうけて「日韓サッカーの差がさらに広がった」と報道。『マイデイリー』は「北中米、南米に連勝。ドイツ代表撃破の日本代表がアジアカップの優勝候補だ」と伝えている。
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