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FC東京からハーツ移籍。田川亨介の現地評が凄い「他の日本人選手とは違う」

田川亨介 写真:Getty Images

 日本代表FW田川亨介は今月28日、FC東京からスコットランド1部ハーツへ完全移籍。元ヴィッセル神戸所属選手FW小田裕太郎との日本人コンビ結成が期待される中、現地では田川のプレースタイルや実績が高く評価されている。

 田川は昨季までCDサンタ・クララでプレーしていたが、同クラブはポルトガル2部へ降格。期限付き移籍期間満了により一度FC東京へ復帰していたが、今月末になって海外再挑戦が決まった。一方のハーツは小田の活躍もあり、日本人選手に対する評価が上昇。MF奥抜侃志やDF半田陸の獲得こそ実現しなかったものの、田川獲得で攻撃陣の強化に成功している。

 英紙『エジンバラニュース』は、田川が30日に離日したことを報じるとともに「彼は前線ならばどのポジションでもプレー可能だ。相手に高い位置からプレスをかけることを好むハードワーカーである」と評している。

 また英メディア『フットボール・スコットランド』の報道によると、田川は8月5日のスコットランド1部リーグ開幕戦でデビューする可能性があるとのこと。ハーツ率いるスティーブン・ネイスミス監督は同選手について、以下のようなコメントを残したという。

 「来月(の開幕戦)にむけて準備ができている選手をひとり確保したいと考えている。今週にはビザを取得してトレーニングのためにここにやって来るだろう」

 「田川は非常に良い経験を持っているアタッカーだ。ヨーロッパでのプレー経験が助けになっている。我々にはないものがあるんだ。センターフォワードでもウイングでもプレーできるし、ユーティリティに富んでいる」

 「彼が加入直後からすぐに活躍できると思う背景には、日本人選手でもすでにヨーロッパでプレーし、ヨーロッパで生活しているという経験がある。その部分を過小評価することはできない。我々は彼の到着を楽しみにしているし、すぐに活躍することを願っている」

 来月10日にはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグの予選3回戦1stレグを控えているハーツ。開幕早々での過密日程ということもあり、まだ練習にさえ参加していない田川への期待は高まるばかりだ。