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元札幌MF檀崎竜孔、マザーウェル退団決定。加入2週間後の監督交代が仇に

檀崎竜孔 写真:Getty Images

 元北海道コンサドーレ札幌所属選手のMF檀崎竜孔は今月11日、スコットランド1部マザーウェル退団が正式決定。2022/23シーズン中の監督交代が、同選手の去就に影響を与える格好となった。

 檀崎は札幌や豪州1部ブリズベン・ロアーをへて、今年1月28日にマザーウェルと2年半の契約を締結。スティーヴン・ハメル前監督のもとで公式戦3試合に出場していたが、加入からわずか2週間後に監督交代。スチュアート・ケトルウェル現監督のもとではわずか1試合の出場にとどまり、3月中旬以降は全試合でベンチ外だった。

 ケトルウェル監督は先月下旬の会見で、檀崎の去就に言及。以下のようなコメントを残すなど、同選手に戦力外通告をしていた。

 「私は檀崎と契約したことがない。彼をピッチに立たせるのは本当に難しい。彼のフィットネスに関して多くの問題があった。彼にとっても、クラブにとってもフラストレーションが溜まっている」

 「もちろん彼にはサッカークラブとの契約があり、理由があってマザーウェルに連れて来られた。ただ彼がフィットしていても、このチームに入るのは難しかった。我々はトレーニングの成果やパフォーマンス、そして試合当日のピッチの様子を見て(選手の起用法を)判断する」

 「ある特定のプレースタイルを求めてマザーウェルにやって来たことは理解できる。だが(監督交代で)システムが大きく変わった。彼はおそらく10番(1トップの背後)の選手であることを証明するだろう。ただ私はそのようなタイプの選手と一緒に仕事したことはない」

 するとクラブは11日に檀崎の退団を公式発表。「今年1月に加入した日本人アタッカーは、マザーウェルで4試合に出場した。今後の活躍を祈っている」と公式サイトを通じてメッセージを残している。

 なおマザーウェルは今年2月の監督交代後、リーグ戦で5勝2分2敗。下位6クラブによるプレーオフでは4勝1分。ケトルウェル監督がチームを立て直したことにより、レギュラーシーズン8位、プレーオフ1位で2022/23シーズンを終えていた。