金沢・豊田陽平が磐田・鹿沼直生投げ飛ばす。両者冷静も「カードなし？」

　ツエーゲン金沢所属FW豊田陽平は今月6日、明治安田生命J2リーグ第24節ジュビロ磐田戦で途中出場。後半終了間際のコーナーキックでMF鹿沼直生に対する振る舞いで注目を集めている。

　豊田は後半22分からプレー。0-2で迎えた37分にMF大石竜平のシュートが自身の左足にあたってコースがかわり、1点を返していた。そしてゴール直後の39分、金沢はコーナーキックを獲得。豊田はゴール前で鹿沼にマークをされていた中、鹿沼を投げ飛ばした。

　鹿沼はしばらくピッチ上でうずくまっていたが、特にエキサイトすることなく立ち上がる。そして主審が両選手のもとへ行くと、豊田は主審に対して状況を説明。鹿沼は若干笑みを浮かべながら主審とコミュニケーションをとっていた。そして主審は豊田にカードを出すことなく試合を再開。両チームの選手による小競り合いが発生することはなかった。

　ピッチ上で大きな混乱がなかったものの、ツイッター上では豊田が鹿沼を投げ飛ばすシーンが5秒程度の動画により拡散。「これでカードなし？」「ファウルじゃないの？」と、豊田にカードが提示されなかったことに対する疑問が沸き起こっているほか、同選手への批判投稿も見られる。

　なおDAZN中継で解説を務めていた西部洋平氏は、後半終了間際におけるワンプレーの重要性に理解を示した上で、「（豊田は）少し冷静になってほしいと思います」とコメントを残している。