Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島小泉社長に要望殺到「サポーター処分を」浦和戦の警備員暴行事件が波紋

小泉文明社長 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズは4日に行われた明治安田生命J1リーグ第16節で、浦和レッズに0-0と引き分け。埼玉スタジアムのアウェイゴール裏に詰めかけた鹿島サポーターが警備員に暴力を振るったことが波紋を呼ぶ中、鹿島の小泉文明代表取締役社長に対してもサポーターの処分を求める声が殺到している。

 ツイッター上では複数名の浦和サポーターが捉えた鹿島サポーターの愚行に批判が殺到。アウェイゴール裏の最前列にはネットが設置されていたが、2列目にいた一部の鹿島サポーターがネットを剝がそうとしたため、警備員が対応した。

 また試合中には2列目にいた鹿島サポーターが警備員ともみ合いに。そのうち眼鏡をかけたサポーターは隣にいる警備員の肩に左腕を回し、そのままヘッドロックをかましている。

 この鹿島サポーターの暴力行為に対する批判が相次ぐ中、小泉社長は「今日のアウェイ浦和戦は0-0での引き分けとなりました。両チームともCB中心に守備が固く、見応えある攻防でスコアレスドローながら良い試合でした。また、サポーターの皆さんの応援の後押しがすごく、試合の興奮を高めてくれたと思っています。順位的には引き分けは痛いのですが、水曜の天皇杯に向けて準備してまいります」と試合を総括。

 すると同社長の投稿に対しても、「サポーターの処分お願いします」「問題行為があったと思われるサポーターへの対処をクラブとして迅速にお願いしたいです」「インファイトを全試合出禁にさせませんか?」「本日の鹿島サポの暴力行為について、審判委員会への抗議文と同じように速やかに声明を出されることを期待してます」といった要望が殺到。

 「まずはサポーターによる警備員暴行の件を一言謝罪すべき」「警備員暴行の件はスルーですか?」と一部から厳しい声も上がっている。一部の鹿島サポーターは以前もホームゲームで警備員を羽交い締めにしていただけに、クラブには厳罰処分が求められる。