かつて浦和レッズでプレーしていた日本代表DF橋岡大樹は、今年夏にもベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からステップアップ移籍することが濃厚であるようだ。
同選手は2021年1月に浦和からSTVVへ移籍。加入直後から右サイドバックでレギュラーに定着すると、2022/23シーズンはリーグ戦34試合中31試合の先発出場で4アシストをマーク。右サイドを主戦場にほぼ全試合でスタメン出場したが、チームはプレーオフ出場圏外の12位でシーズンを終えている。
橋岡の去就については、ベルギーメディア『sporza』が先月に「シュミット・ダニエルや橋岡は移籍を望んでいる」と伝えていた。するとベルギーメディア『Vortbal』は今月はじめに橋岡の去就を特集。「鎌田大地や冨安健洋の後を追う」と見出しをうち、「鎌田はSTVVでスターになり、アイントラハト・フランクフルトでブレイクした。彼は今、ミラン移籍に迫っている」
「冨安健洋はSTVVを経由してボローニャ、アーセナルでプレーしている。遠藤航はVfBシュツットガルトにいる。橋岡大樹にも何かあるのだろうか?彼の市場価値は150万ユーロ(約2億2000万円)だ」と綴っている。
また記事には、ベルギー1部KVCウェステルロー所属FWトゥール・ディエルクスのコメントも掲載。これによると、ディエルクスは橋岡について「彼は僕が今シーズンベルギーでプレーしている中で最高の右サイドバックだ。彼は常に全力疾走する。身体能力が高く、守備も非常に優れている。大きな可能性を秘めた選手だ」と評したという。
なお橋岡本人は今年2月にベルギー紙『Het Belang van Limburg』のインタビューで「みなさんご存知の通り、僕はもっと上を目指しています。この夏にステップアップ移籍が可能なら、お願いしたいですね」とコメント。
「ベルギーで2シーズンプレーする中でたくさんのことを学びました。次のステップに進む準備はできていると感じています」と、ベルギー国外クラブへの移籍を示唆すると「この冬、すでにいくつかのクラブが私の代理人に連絡してきましたけど、まだ合意には至っていません。STVVとの契約を残していますし、ある程度お金のあるクラブでないといけないですね」と、現状を明かしている。
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