Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸退団イニエスタに東南アジア移籍浮上。ACLでJクラブと対戦期待も

アンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今季途中でのヴィッセル神戸退団が正式決定。サウジアラビア1部アル・ヒラルやMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)、アルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズが新天地候補にあがる中、東南アジア移籍の可能性が浮上している。

 イニエスタの新天地については、スペイン・バルセロナの地元紙『ラ・バングアルディア』が「MLSのインテル・マイアミは、すでにイニエスタの状況について問い合わせている。選手本人は今後数週間のうちに新天地を決める予定だ」とリポート。カタールやUAE国内クラブ、アル・ヒラルからの関心もあわせて伝えている。

 またアルゼンチンメディア『soyxeneize』は25日、イニエスタがボカ・ジュニアーズへ移籍する可能性を報道。これによると同選手は「ボカ・ジュニアーズのフアン・ロマン・リケルメ副会長とは、すでにメッセージを交換している。彼とのやり取りは今も続いている」と語っているという。

 そんな中、タイメディア『Buaksib』は30日に「タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドがイニエスタに関心」と報道。「パトゥムが財政面で問題を抱えておらず、外国人枠も1枠余っている。それにイニエスタは神戸退団を発表したばかりである。このニュースは根拠のあるものとして十分だ」と綴っている。

 ただパトゥム率いるトンチャイ・スックコーキー監督は、自身のインスタグラムアカウントを通じてイニエスタ獲得の可能性を否定。タイ国内の他メディアも、同選手が神戸で20億円規模の年俸を受け取っていたことを理由に「実現の可能性は低い」と伝えている。

 なおパトゥムは、かつてV・ファーレン長崎やベガルタ仙台を率いていた手倉森誠氏が昨年1月から10カ月間にわたりチームを指揮。2022/23シーズンのタイ1部リーグで9位に終わったものの、2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ出場権を獲得。浦和、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府と対戦する可能性がある。

 また今年1月にはセレッソ大阪からDF丸橋祐介が期限付き移籍により加入。同選手は主に左ウイングバックや左サイドバックでプレーし、主力選手として活躍。しかしシーズン終了後に期限付き移籍期間満了によりクラブを離れた。