セリエA プレミアリーグ

プレミアリーグ、10代選手によるチーム得点ランキング【21世紀】

FWクリスティアーノ・ロナウド(2004年マンチェスターU所属時)写真:Getty Images

2位:マンチェスター・ユナイテッド

16ゴール(2004/2005シーズン)

2位は16ゴールを決めた2004/05シーズンのマンチェスター・ユナイテッド。当時18歳だった2名の選手によって達成された。1人は、後にバロンドール賞(世界年間最優秀選手賞)を5回受賞するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの5ゴール。もう1人は、同シーズン「彼がゴールを決めるとチームは必ず勝つ」というジンクスがあった元イングランド代表FWウェイン・ルーニーの11ゴールだ。

前2003/04シーズン、10代選手の移籍金としては当時イングランド史上最高額でユナイテッドに加入したロナウドは、アレックス・ファーガソン監督のもとで成長を続けた。2006/07シーズンには史上初となるPFA年間最優秀選手賞、FWA年間最優秀選手賞、ファンの投票による年間最優秀選手賞の三冠を達成。2007/08シーズンにはリーグとCLの得点王に輝き、同大会の優勝に大きく貢献した。

ルーニーは、同シーズンおよび翌2005/06シーズン、チーム最多得点数とPFA年間最優秀若手選手賞を2年連続で受賞。2023年現在はメジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッドで監督を務めている。両選手はユナイテッド黄金時代の得点源としてチームを牽引し、2006/07シーズンからリーグ3連覇を果たした。さらに2007/08シーズンにはCL優勝を果たし、ユナイテッドを欧州ナンバーワンクラブへと導いた。


FWロメル・ルカク(2012年WBA所属時)写真:Getty Images

1位:ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

17ゴール(2012/2013シーズン)

1位は2012/13シーズン17ゴールを決めたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA、現在2部)。この記録は、なんと、当時19歳のベルギー代表FWロメル・ルカク1人によって達成された。前2011/22シーズンに「ディディエ・ドログバ2世」と喩えられ、念願のチェルシー移籍を果たしたルカクだったが「移籍金に見合わない活躍」と批判が殺到。その翌シーズンにWBAで実力を見せつけたルカクのゴール数は、チェルシーのどの選手よりも多かった。

この得点でWBAは、歴代最高順位であるリーグ8位を記録。以降ルカクは、エバートンやマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、24歳と322日で外国人史上最年少となるプレミアリーグ100得点を記録した。代表ではEURO2020予選でベルギー史上初の通算50ゴールを達成している。

2022/23シーズン、チェルシーからインテル(セリエA)にローン移籍したルカクは、怪我で長期離脱を余儀なくされるも、リーグ戦9ゴール5アシストと翌CL出場権獲得に貢献。今シーズンのCL本戦では出場機会が限られながらも3ゴールを決め、決勝進出に貢献。CL決勝でインテルは、6月11日にマンチェスター・シティと対戦する。

ページ 2 / 2

名前おれお
趣味:サッカー観戦
好きなチーム:リバプール

プレミアリーグを中心に週に2、3試合サッカー観戦しています。応援しているのはリバプールで、好きな選手はロベルト・フィルミーノです。

筆者記事一覧