日本代表MF鎌田大地がミラン移籍秒読み「数日以内に合意」ナポリ撤退か

　日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ（ドイツ1部）アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。新天地の候補にセリエA（イタリア1部）ナポリなどが挙がっていたが、MF本田圭佑の古巣であるミランへの移籍に迫っているようだ。

　鎌田の去就についてはイタリアメディア『カルチョメルカート』が今月13日、ミランが今年2月から選手サイドとの複数回にわたり交渉していたと報道。ミランは年俸300万ユーロ（約4億5000万円）で基本合意を取り付けたとみられている。

　一方でナポリとの交渉も報じられていたが、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は15日に「ナポリと鎌田の交渉に中断の可能性。代理人の要求に一致していない」とリポート。ナポリは年俸の上限額を350万ユーロ（約5億2000万円）に設定しているが、選手サイドは400万ユーロ（約5億9000万円）~500万ユーロ（約7億4000万円）を要求しているとみられていた。

　ミランやナポリの他にもアトレティコ・マドリード、レアル・ソシエダなど複数クラブが鎌田の移籍先候補として報じられる中、欧州の移籍事情に詳しいジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は25日に「ミランは、鎌田大地との契約について近日中に決断する予定だ。フリー移籍での合意に近づいており、現時点ではクラブ次第である」とツイート。くわえてイタリアメディア『メディアセット』は「ミランが鎌田の争奪戦でナポリを制した」と伝えている。

　なお同氏は、ミランがチェルシーからイングランド代表MFルーベン・ロフタス＝チークの獲得に動いていることもリポート。こちらについては「チェルシーや選手サイドとの交渉を続けている」としている。